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世界で承認されている遺伝子治療薬は2剤あり、どちらもがんの患者様を対象としたものです。 そのうちの一つであるオンコリンは、正式にはE1b 55kd遺伝子欠失アデノウイルス製剤と呼ばれています。がんの遺伝子治療薬としての本剤の可能性は、1996年に世界的に著明なScience誌に初めて発表されました。その後、米国のONYX Pharmaceuticals社が、このお薬の開発を積極的に推進しました。中国のSunway Biotech社は、少し遅れて開発競争に参加しましたが、両者のお薬は、構造的にはほぼ同じでした。当時、ONYX社の遺伝子治療薬は、世界で最初に承認される遺伝子治療薬になるだろうと、関係者の間では考えられていました。しかし、1999年10月13日に米国において、別の遺伝子治療薬の投与に伴って、重篤な副作用が発生しました。それを受け、米国の医薬品庁の指示で、全ての遺伝子治療薬関連の臨床試験は一時中断されました。それと並行して、ONYX Pharmaceuticals社が共同開発を行っていた大手製薬会社が合併したため、これまでのように開発を継続することは出来なくなりました。その一方、中国においては、政府が積極的に開発を後押し、Sunway Biotech社は、ONYX社が実施した臨床試験の成績を参考にして、開発を着々と進め、2005年末には製造販売承認を取得しました。このように、この遺伝子治療薬はアメリカ生まれですが、上述した経緯のもと、承認を受けたのは中国となりました。その後、Sunway Biotech社は、開発が中止されたONYX社のお薬の権利および知財を購入し、全世界での開発に向けて準備している最中です。
当社は、Sunway Biotech社および医療機関と共同で、オンコリンの有効性および安全性を解析し、より優れた治療法を開発しています。これらの共同研究を通して得られた成果が実用化技術として、患者様に提供されます(下図参照)。
遺伝子治療の詳細に関しては、添付の小冊子を参照にして下さい。 |
